豆腐で有名な深坑老街は、古くは茶葉と染料の取引で栄えた街で、入り口にある樹齢百年のアカギとクスノキが目印です。あちこちに古めかしい赤レンガのアーチ建築があり、中でも『徳興居』は代表的な建物です。ここに来られたら、有名な豆腐料理や、深坑四宝「豆腐。緑竹筍、黒豚、茶葉」を使った名物料理を是非ご賞味下さい。築百年の古民家を改装したレストランもあり、ここでしか食べられない料理は格別の味わいです。深坑区の豆腐目当てに、毎年多くの食通が訪れます。

アクセス：
台湾好行-木柵平渓線「深坑老街」下車、徒歩約1分。

石碇地区で最も早くから栄えた場所で、石づくりの橋脚を持つ万寿橋によって東西二つの街に分けられ、先に栄えたのは西街ですが、今は東街の方が賑やかです。石造りの家、百年の歴史がある豆腐店、吊脚楼（崖沿いに建てられた家）、不見天街（伝統的なアーケード街）など、見ておきたいスポットがいっぱい。中でも、百年の歴史がある鍛冶屋から聞こえる鉄を打つ澄んだ音は、静かな老街にレトロな味わいを添えています。

アクセス：
台湾好行-木柵平渓線「双渓口」下車後、欣欣客運666バス乗り換え、石碇区公所下車。

石碇姑娘廟は永定村にあり、百年以上前から建てられた小さな祠から拡張され続け、祀られているのは主に魏扁仙姑という神様です。祈り方は独特で、廟の方から二十元の入った紅包（祝儀袋）をもらい、それを机の上に置いて願をかけて持ち帰ります。願いが叶ったら、願解きとして奉納金を持っていくことから、大変霊験ゆたかな廟と言われています。魏家はその後土地を曾桂氏に売却したことで、今は曽家の子孫が廟の管理人を務めています。

アクセス：
台湾好行-木柵平渓線「姑娘廟」下車。

ランタン派出所の外観は高さ9mのランタン型のガラス幕に約20万個のLED電球が使われており、平渓のランタン文化の特色を取り入れて建築され、地元の風景とスカイラインに溶け込み、祈りが込められたランタンが菁桐老街の末端に佇むかのように、平溪でひっそりと輝いています。

アクセス：
台湾好行-木柵平渓線「菁桐坑」下車、平渓線列車「菁桐駅」下車。

日本統治時代中の1937年に建てられ、当時は炭鉱で賑わっていたため「菁桐坑銀座」と呼ばれました。1975年に石底炭鉱が閉山されたことで徐々に没落。現在では観光地となり、辺りには台湾歴史百選の一つに選ばれた菁桐駅—築80年の木造駅舎や、環境にやさしい電子天燈（ランタン）館もあり、ここでは美しい天燈がゆっくりと天に上る幸せな時間を過ごせます。

アクセス：
台湾好行-木柵平渓線「菁桐坑/菁桐老街」下車、平渓線列車「菁桐駅」下車。

山沿いに建てられ、かつては「石底集落」と呼ばれていました。狭い石畳の通りには、伝統的な細長い家屋が並び、多くは二階建ての古建築です。一階には懐かしい雰囲気の駄菓子屋や、伝統的な日本式の布屋も。ここの最大の特色は、列車が頭上の鉄橋を渡っていくこと。昔一世を風靡したカップラーメンスナックのCMロケ地・張君雅大道もあります。古めかしい街並みに、ノスタルジックな気分になる人も多いでしょう。

アクセス：
台湾好行-木柵平渓線「平渓老街」下車、平渓線列車「平渓駅」下車。

嶺脚駅はもとは石炭運搬のために造られました。鉄道路線の急カーブ地点に設置されたため 、プラットフォームが独特な108度の弓形をしています。石炭業の衰退後は旅客駅になりました。駅前の老街には民家も少なく、近くにはかつての鉱業実業家・蔡全氏が建てた二階建ての赤レンガの洋館があり、アーチ型のひさしや広い庭が、盛栄を極めた名門の雰囲気を今に残しています。周辺には百年の歴史ある土地公廟も残されています。

アクセス：
台湾好行-木柵平渓線「田子」下車、平渓線列車「嶺脚駅」下車。

嶺脚寮山は望古と嶺脚寮の間に位置し、それぞれに駅に近接した登山口があります。沿道にはソウシジュ、タイワンツバキ、真竹の林など豊かな自然や、嶺脚三宝（蔡家洋楼、望古の滝、嶺脚古橋）など観光地もあります。まずは望古の滝の遊歩道から近距離で滝を眺め、それから嶺脚寮山に登って山林の幽玄さを楽しみ、嶺脚寮のお店で買い物や食事をするがおススメです。

アクセス：
台湾好行-木柵平溪線に乗り「田子駅」（または台湾鉄道嶺脚駅）で下車し嶺脚地区の方向へ進むと、嶺脚寮72号の民家の横に登山口があり、山に登ることができます。台湾トリップ木柵平渓線に乗って 「慶和駅」（または台湾鉄道望古駅）で下車し、標識に従ってまっすぐ進むと、登山口に到着します。

台湾原生種のユリで、毎年8月中旬から9月末が開花時期となっています。花びらは白地に赤い斑点のある鮮やかな色彩で、その斑点が鹿の子模様に似ていることからこの名前が付けられました。アジアで最も美しいユリとも言われています。原生値が狭いため、野生カノコユリの個体数は激減しており、一度は絶滅寸前の絶滅危惧種にもなりました。2006年に当時の台北県政府と平渓郷農会および平渓小学校が協力して保全・回復の取り組みを開始しました。現在はその成果も見られるようになり、平渓の郷の花に指定されています。数の少ない非常に貴重な花です。

アクセス：
台湾好行-木柵平溪線に乗り「平渓」、「田子」エリアで見られます。

望古の滝は秘境の駅と呼ばれる望古駅付近にあり、辺りには民家が少なく、上の尖った吊橋はかつて慶和炭鉱に石炭を運んだ橋の旧跡です。標識に沿って歩くと、すぐに望古の滝の遊歩道につきます。望古の滝は山間部を流れる川が、独特の水平状岩層と軟・硬質の違いによって生み出されたカーテン型の滝で、その轟き落ちる水や緑の池と、周囲の林との色彩調和に心地よさと爽やかさが溢れ出します。

アクセス：
台湾好行-木柵平渓線を利用して “慶和”で降りるか、平溪線列車で “望古駅”で下車し、慶和サスペンションブリッジのA字型ブリッジタワーアスファルト道路を歩き、ボードウォークに向かいます。その後、遊歩道に戻り、望古滝に入ります。

十分は平渓で鉱業開発が最も早くかつ最大規模の集落 で、天燈（ランタン）発祥の地でもあります。「家の前を列車が通る」という独特な景色は、ここでしか見られません。侯孝賢監督の映画『恋恋風塵』や多くの歌手のPVのロケ地にもなりました。道の両側には天燈（ランタン）工芸品や「十分幸福」の絵葉書の売店が立ち並び、古い老街に活気を添えています。

アクセス：
台湾好行-木柵平渓線「十分老街」下車、平渓線列車「十分駅」下車。

十分の風景特定区は、基隆河上流から、十分、新寮、南山など地区が含まれます。ため息が出るほど 美しい山林の景色、いつまでも流れ続ける滝、まるでアートのような自然の美しさが楽しめます。サービスセンターでは周辺の観光情報案内が提供され。

アクセス：
台湾好行-木柵平渓線「十分サービスセンター」下車、平渓線列車「十分駅」下車後徒歩約15分。

十分瀑布は落差約20m、幅約40m、カーテン型の滝で、轟き落ちる水の気勢が激しく、非常に壮観です。台湾のナイアガラの滝とも呼ばれ、激しく上がる水蒸気が日光に照らされて虹がかかることから「虹の淵」という美しい別称もあり、十分に来たら外せない場所です。かつては私有地で柵に囲まれていましたが、2014年末に一般公開され、自由に見学できるようになりました。

アクセス：
台湾好行-木柵平渓線「十分サービスセンター」下車、平渓線列車「十分駅」下車後徒歩約20分。