故宮南院
国立故宮博物館南部院区、略称故宮南院は、嘉義県太保市にあり、近隣に高鉄嘉義駅及び蒜頭製糖工場があります。この博物館は、アジアの芸術文化の展示センターという位置づけがなされており、アジアの芸術文化の展示施設を主として、その他、テーマ庭園、人工湖やホテルも備わっています。博物館のスタイルは、3つの流線形の空間の交差によって形成され、濃墨、飛白、渲染などの3種類の書道の筆法が融合。また、龍、象、馬をデザイン要素として採用し、中華文化、インド文化、そしてペルシア文化の交流を象徴しています。館内には5つの常設展示ホール、マルチメディア展示ホール、テーマ展示ホール、借用展示ホール及び児童クリエイティブセンターが設けられています。

関子嶺温泉
関子嶺には、世界でも珍しい泥温泉があります。現在、世界でもイタリアのシシリー、日本の鹿児島、そして台湾の関子嶺にしかない貴重な泥温泉です。さらに、日本統治時代には、台南関子嶺温泉と四重渓温泉、北投温泉、陽明山温泉は、台湾の四大名泉に名を連ねていました。炭酸アルカリ泉に属した泉水は、ミネラルを豊富に含んでおり、その泉質はなめらかでほんのり硫黄の香りがします。美肌、疲労回復に効果があり、アレルギー性の肌質改善やリウマチ関節炎にもよく効くと言われています。関子嶺温泉を訪れ、泥の美肌効果を体験してみましょう。

後壁土溝村
台南の後壁区にある、チャンピオン米のふるさと。村名は、村全体を通る用水路が由来となっています。元々、素朴で小さな農村でしたが、10数年前に地域の環境芸術改修を経て、「村が美術館、美術館が村」というコンセプトのもと、台湾初の農村美術館となりました。街角、芝生、さらには収穫したばかりの稲田、そのすべてが終わりなきアート展示会場となっています。

無米楽地区と菁寮老街
ここは後壁菁寮老街で、かつて台南で最も繁栄していた集落です。2009年に全国実績第一農村を獲得し、2011年には世界で最も居住に適した都市の「国際花園都市賞」銅賞を獲得しました。素朴な農村の雰囲気が漂い、百年の歴史を持つ三合院、菁寮農村生活体験館、荷蘭井湧泉民宿、さらに、農耕、菁寮藍染め、藁人形作り、笠の絵付けなどのアクティビティーを体験できます。また、昔ながらの稲刈り飯もお楽しみいただけます。

水上南靖製糖工場 ( 南靖駅 )
南靖駅の正面にあり、民国前4年(西暦1908年) に設立されました。国家回復初期は台湾の三大輸出製糖工場の一つで、後にレジャー施設として生まれ変わりました。現在、工場エリアはレジャー広場、花卉展示センター、レジャー販売エリアとなっており、また、歴史ある古い機関車と車輌も展示されています。さらに、特別に設けられた親水エリアの『花卉展示センター』では、台糖が栽培した胡蝶蘭が展示されており、その美しさを心行くまで観賞していただけます。

関子嶺嶺頂公園
嶺頂公園内にあるインスタレーションアートの「街灯の下の祝福」は、夜になると街灯の灯りが本の上のロマンティックなハートのシルエットを映し出してカップルを取り囲み、さらに有名な「関子嶺の恋」が加わることで、関子嶺で最も人気の撮影スポットの一つとなっています。

白河蓮の花フェスティバル
「北の観音、南の白河」は、台湾の二大蓮観賞地です。そのうち、台南の白河は最も有名で、主に大賀ハス、建蓮、石蓮、白蓮、香水睡蓮を栽培しており、白河蓮の花フェスティバルは、台南地区の夏の一大イベントとなっています。花の観賞シーズンは6~8月で、現地の蓮農家の話では、早朝5時から午前10時までが観賞に最も適した時間帯だそうです。この時間帯の蓮の花の姿が最も美しく、多くの蓮愛好家が写真撮影に訪れています。